制度に左右されない介護事業の次の一手としてパナホームは「多機能型・高専賃(高齢者専用賃貸住宅)」をおすすめします。
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ケア・ビレッジなごみ 外観 ケアビレッジなごみ
サービス内容の記号について
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広島県三原市の松下クリニックは、 1965年頃に先代院長により開業。 約40年間にわたって“かかりつけ医”として 地域医療に貢献してきた歴史ある有床診療所である。 同クリニックの2代目院長・松下和太郎氏は 地域の高齢化に対応すべく、今年5月1日、同クリニックの近隣に、 高齢者ケア付き住宅「ケア・ビレッジなごみ」を開設。 松下クリニックの分院となる内科クリニックや、 デイサービスとショートステイ機能も併設し、地域のお年寄りが安心して生活できる 豊かな居住空間をつくり出している。 4月中旬に完成現場見学会が開催され、400人以上の高齢者の方々が見学に来場。2日間で居室全体の半分以上の申し込みがあった。

1階部分には、厨房・食堂に加えて、
地域交流スペースを設けました。
1階部分には、厨房・食堂に加えて、
地域交流スペースを設けました。
ケア・ビレッジなごみ 浴室
利便性を考えた広い浴室スペースを 確保しました。
 
ケア・ビレッジなごみ リハビリテーションセンター
広くゆったりとしたリハビリテーションセンターを設置。 高齢者に好評です。

 三原市は’05年3月22日に三原市、本郷町、久井町、大和町が合併して新しい市となった。人口は’06年4月末現在で約10万50000人、世帯数は約4万3122世帯となっている。
「ケア・ビレッジなごみ」は三原市城町という三原市有数の好環境に立地し、JR三原駅から徒歩2分の利便性の高い場所に位置している。松下クリニックの松下和太郎医院長は2代目医院長としてクリニックを継承し、10年前から同クリニックに勤務している。松下医院長は整形外科が専門で、松下クリニックは整形外科とリハビリテーション科を標榜する18床の有床診療所として、地域の信頼が厚い。
松下院長は次のように語る。「私は地域の高齢化に対応すべく、リハビリを中心にした診療所として、バリアフリー化や広いリハビリテーションセンターの設置など機能整備を進めました。確かに人件費や病棟への設備投資を考えると、有床診療所の経営は年々厳しくなっており、病床を廃止して外来とリハビリだけにすることも検討したことがあります。ただ当院を信頼して来てくださる地域の患者さんのことを考えると、18床のベッドを残さざるを得ませんでした。“かかりつけ医”としての機能を持ちながら、病床を有していることで、患者さんには安心感を持っていただけるようです」
特に高齢者は外来で行う簡単な手術であっても、2〜3日入院することによる安心感が大きい。現在、三原市でも有床診療所は減少しており、整形外科の有床診療所は同クリニックを残すのみとなっているが、松下クリニックは「患者本位」の視点から入院機能を残し、高機能病院ではできないキメ細かなサービスを提供していこうというわけだ。
松下クリニックに入院しているお年寄りのなかには足腰の弱っている方もおり、また高齢者夫婦2人の生活で自宅に帰りたくても帰れないケースが多々出てくる。18床しかない病床では、どうしても社会的入院の受け皿になるには限界があるし、治療が必要な患者の入院にも差し支えることになる。 そこでもともと、クリニックのすぐ近くの駐車場があった土地を活用して、高齢者が安心して生活できる高齢者ケア付き住宅をつくろうというプランが浮上した。今以上に進展する地域の高齢化に対応すべく、松下クリニックを連携することによって、介護機能しかない単独型のケア付きマンションよりも、より高い機能を発揮できるのではないかと考えた。

ケア・ビレッジなごみ 和室
ダイニングの隣に設けられた和室。 入居者の方が、ゆっくりくつろげるよう配慮しています。
 
ケア・ビレッジなごみ スタッフ
スタッフとともに、デイセンターでの松下院長夫妻(前列)
利便性・自由度が高い「利用者本位」の施設。

 5月1日にオープンしたケア・ビレッジなごみは、延床面積1737.68u、敷地面積777・55u、鉄骨造り5階建ての地域でも一際目を引く建物。設計・施工・開設支援は高齢者の安心で快適な住まいや暮らしへの取り組みで定評のあるパナソニックグループのパナホーム(株)。同社の700棟を超える、 長年に渡り蓄積したノウハウを生かし、全体的に開放感溢れる設計を企画提案した。
 ケア・ビレッジなごみの1階部分には、厨房・食堂、地域交流スペースの他に、松下クリニックの分院になる「なごみ内科」を併設。松下院長が院長を兼務すると同時に、6月より内科の勤務医(パート)が参加する予定だ。2階部分にデイサービスと自費のショートステイ4室、3階部分には一人部屋12室、4階部分には1LDKの夫婦部屋で、3・4階にはどちらにも広々としたリビング・ダイニングが設けられている。デイサービスは定員30人のスペースを確保しているが、最初は15人からスタートし、地域ニーズに合わせて徐々に拡大していく構えだ。
 居室は1人部屋でもシャワー・トイレ・ミニキッチンが付いて、20uを超える広さ。1階の食堂スペースでつくられた食事を居室に運んでもらうことも可能であり、個々の入居者が自室や各リビング・ダイニングで食事を楽しむこともできる。
ケア・ビレッジなごみは、有限会社による運営で、松下院長の夫人で薬剤師の松下知美さんが、施設長兼代表取締役を務める。将来のことを考え、先代名義で建物を会社からの賃借によって運営し、なごみクリニックも賃料を支払って、会社から借りて運営する形をとる。高級有料老人ホームなどとは運営スタイルが異なり、高額な入居一時金や保証金などはなく、利用者の月額の居室利用料と管理費だけで運営される。入退所などについても、利用者にとっては比較的自由度の高い施設である。
 松下院長は「介護老人保健施設はスタッフが付いていないと外出できないとか、結構さまざまな規制があると思いますが、ここは民間企業による“住居型”ですので、自由に外出して家族と一緒に過ごせるなど、利用者の自由がききやすい。有料老人ホームなどは入居一時金が高すぎて、一度入居したら、なかなか退去しにくい現状がありまが、当施設の場合は”出入り自由”ですので、地域の方々には気軽に入居していただけると思います」と強調する。ただ同院長によると、地域の高齢者にとっては未知の施設機能であり、「ケア付き高齢者住宅」の概念が十分に浸透していないところがあるので、地域住民に対して、幅広く広報していくことがこれからの課題であるという。
 居宅介護支援事務所を1階に、訪問介護事業所を2階に設置し、優秀なケアマネージャーや看護師が参加する安らぎとくつろぎに満ちたケア・ビレッジなごみの今後の動きに目が離せない。

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