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快適な二世帯同居の秘訣とは

東日本大震災以降、人とのつながりや家族の絆の大切さが再認識され二世帯同居を選択する人が多くなっています。今回は実際に二世帯住宅でくらしているご家族に同居のメリットとデメリット、住まいの感想などをお聞きし、快適な二世帯同居のためのポイントを探りました。

もくじ

もくじ

1 同居スタイル別にみた二世帯同居の本音

二世帯住宅にお住まいの一般のご家族1000名を対象にアンケートを実施。同居のメリットとデメリット、満足度をお聞きしました。

二世帯同居のメリット

二世帯同居のメリットグラフ
親世帯、子世帯ともにメリットにあげているのは、生活面での助け合いや万が一の時の安心感。特に親世帯では、孫の成長を間近に見ることができる点も魅力のようです。また、子世帯は家事・育児の日常的なサポートや、生活費・住宅購入費が抑えられるなど経済面でメリットを感じています。全体的に娘同居の母娘が他と比べてポイントが高い傾向にあり、同居における実の母娘の相性のよさがうかがえます。

二世帯同居のデメリット

二世帯同居のデメリットグラフ
親世帯より子世帯の方がデメリットを感じています。特にその傾向が顕著なのが嫁姑の関係にある息子同居の妻。価値観の違いによるストレスや気疲れを強く感じており、「友人を家に呼びづらい」など親世帯への遠慮もうかがえます。一方、親世帯はメリットに比べるとデメリットの割合が少ないものの、息子同居の母は価値観の違いや気疲れなど精神的な負担を感じ、娘同居の母は子世帯の依存や二世帯分の家事の疲れなど実際的な負担を感じているという違いがありました。

二世帯同居に対する満足度

二世帯同居に対する満足度グラフ
「満足」と「どちらかといえば満足」をあわせた親世帯の満足度は平均67.2%と総じて高い一方で、子世帯の満足度は53%と差が出ました。もっとも満足度が高いのは娘同居の母で72.7%、続いて息子同居の母が68.7%の満足度となっています。子世帯では娘同居の妻の満足度が66.4%に比べ、息子同居の妻の満足度は33.9%と唯一半数以下の結果に。両世帯の中でも目立って低く、不満足度が満足度を上回っています。

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2 二世帯の関係が良好な空間とストレスを感じる空間

パナホームの二世帯住宅にお住まいのご家族121名を対象にアンケートを実施。両世帯の関係が良好な空間とストレスを感じる空間、またその理由についてお聞きしました。

二世帯の関係が良好な空間とその理由

二世帯の関係が良好な空間とその理由グラフ

ストレスを感じている空間とその理由

ストレスを感じている空間とその理由グラフ
どちらにも「リビング」と「玄関」が上位にランクイン。関係が良好な空間の理由では「二世帯の交流ができる」「収納が充実」「世帯別に空間を設けた」などがあげられており、ストレスを感じる空間の理由では「収納量の不足」が多くなっています。このことから収納問題を解決することが二世帯の住まいの快適性を大きく左右すると考えられます。

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3 二世帯同居における収納について

ストレスを感じる空間の理由として多くあげられていた「収納」について、前項同様パナホームにお住まいのご家族にアンケート調査を実施。二世帯同居であるが故に起こる収納の問題について、さらに詳しくお聞きしました。

(1)収納面で困っている空間

(1)収納面で困っている空間グラフ

(2)困っている理由

(2)困っている理由グラフ
6割近くの人が収納面で困っている空間を「玄関」と回答。靴など収納するものが多い玄関では「二世帯分の収納量の不足」という大家族ならではの悩みに加え、世帯間での収納スペースの偏りや、使用範囲のあいまいさなどの不満があがっています。また、細かな小物が多い「洗面脱衣室」では両世帯のものが混在してしまうことへの不満が、リビングでは特に親世帯に「子どもや孫のものが散らかる、片付かない」という不満があるなど、それぞれの空間に特徴的な問題があることがわかります。

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まとめ

今回の二世帯同居に関する調査では、改めて家族の絆が求められている世相を反映する結果になりました。例えば二世帯同居のメリットとしては「家事や育児の日常的なサポート」に加え、「孫の成長を間近で見ることができる」「親の健康状態をすぐに把握できる」などの項目が上位にあがっており、常に家族と一緒にいられる安心感を重要視する姿勢が見てとれます。また、二世帯が良好な関係を保てる空間については、家族の交流が図れるリビングや玄関、ダイニングが上位にランクインしています。このように、家族の絆が見直されている今こそ、大家族が楽しく快適にくらせる空間づくりが求められているのではないでしょうか。

さらに、今回の調査では二世帯同居をされているご家族の生活の様子や意識、価値観をより深く知るため、自由回答で生の声をお聞きしました。その際、二世帯の関係をストレスに感じる理由に「収納不足」をはじめ、収納に関する問題が多く見受けられました。このことは今回の新たな発見であり、着目すべき点です。「収納」はすべての住まいで悩みの種になっていますが、二世帯住宅においては快適性を左右する大きな要因であり、二世帯同居ならではの問題解決が必要と考えられます。

今回の調査から、二世帯が快適にくらす住まいづくりのヒントがいくつか見えてきました。パナホームは今後、二世帯が交流を楽しみながら絆を深め、かつ互いのプライバシーや生活スタイルを尊重し合えること、家事や育児など毎日の生活をサポートし合えることなどを、二世帯のくらし提案や間取り設計に生かし、これからもお客さまの視点に立った魅力的な商品の開発に取り組んでまいります。

調査概要
調査目的
同居に関するWEBアンケート調査
調査対象
子世帯の夫:250名 子世帯の妻:250名
親世帯の夫:250名 親世帯の妻:250名
子世帯:30歳〜40歳代 親世帯:50歳〜70歳代
調査地域
首都圏(1都3県)・東海圏(3県)・近畿圏(2府3県)
調査方法
インターネット調査
調査時期
2012年2月7日〜8日
有効回答
1,000件
ライン
調査目的
二世帯住宅に関するOB施主アンケート調査
調査対象
パナホームの二世帯住宅に同居する親世帯、子世帯
子世帯:20歳〜60歳代 親世帯:50歳〜90歳代
調査地域
全国
調査方法
郵送調査
調査時期
2012年4月20日〜27日
有効回答
121件
※この調査はパナホーム株式会社 住生活・デザイン部が実施しました。

INDEX

  • 快適な二世帯同居の秘訣とは
  • 震災1年後の節電レポート
  • 夫婦の本音と住まいへのニーズ
  • みんなの節電レポート

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