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第1回 新緑の季節、マイカーでの行楽はエコドライブで!

 ガソリンを消費する自家用車は、家庭内のエネルギー消費で大きなウエイトを占めます。燃料消費を抑える経済的なエコドライブで、地球温暖化の原因のひとつであるCO2の排出もカットしましょう。

 エコドライブの走行テクニックは、1.穏やかにアクセルを踏みはじめ徐々に力を加える“ゆったり発進”。2.できるだけブレーキを使わずアクセル操作で速度を調整し加減速を少なくする“定速走行”。3.前方で停止するとわかったら早めのアクセルオフで“惰性走行”。4.短時間の停車でもこまめにエンジンを切る“アイドリングストップ”。いずれもガソリンの消費量を抑える効果があります。

 事故を防ぐ歩行者にやさしい運転マナーは、地球にもやさしく、しかも経済的です。新緑が美しく、風薫る季節。この自然を守るためにもエコドライブの達人をめざしませんか?

1日10分間のアイドリングストップで、燃料消費の節約量は約140ccになります(2000cc車・ニュートラル・エアコンオフの場合)

※出典:
(財) 省エネルギーセンター
「交通の省エネ」

第2回 排水を汚さない工夫で、川や海を守るくらしを!

 河川や海の水質汚濁の原因の7〜8割は、家庭からの排水といわれています。中でもキッチンからの汚れが一番多く、調理後の野菜くずや食べ残し、油や調味料など、すべてが水を汚す原因になります。普段から食事は必要な分だけ作り、飲み物は飲みきれる分だけ注ぐなど、家族で協力して食べ残しや飲み残しを出さない生活を心掛けたいものですね。

 油や調味料などで汚れた食器や調理器具は、ゴムベラや古布で拭き取ってから洗うようにすると、水を汚さず、汚れ落ちもいいので洗剤と水の節約にもなります。廃油を捨てる時には市販の凝固剤を使用したり、牛乳パックに古新聞や不要な紙を詰め、油を注いでガムテープで口を留めて可燃ゴミとして出します。

 キッチンの排水口は、海や川の入り口。そんなイメージで、毎日のくらしを環境にやさしいものにしませんか?

使用済み天ぷら油20mlを流すと、魚がすめる水質にするのに必要な水はバスタブ(300l)20杯分です

※出典:
環境省「生活排水読本」

第3回 家庭の消費電力の1割が、ムダな待機電力!

 テレビやパソコンから、ステレオ、空気清浄機、石油ファンヒーターまで、私たちのくらしには、コンセントにプラグを差し込んでいるだけで電力を消費してしまう電気製品が多くあります。このように、機器を使っていないのに消費される電力を「待機時消費電力」といって、家庭で年間に消費する電力の1割を占めています。

 ムダな待機電力を減らすには、まずこまめに主電源を切ることです。また、外出時などにはコンセントからプラグを抜く習慣をつけましょう。毎回プラグを抜くのは面倒という方は、4〜6個のコンセントが一体になってスイッチでひとつずつ電源を切ることができる省エネコンセントが便利。

 最近は、一定時間使用しないと自動的に電源が切れるオートOFF機能が付いた機器も増えています。設定が無効になってしまうためプラグを抜きたくない場合は、時刻などの表示部分だけを非表示にする表示OFF機能を使えば省エネになります。

コンセントからプラグを抜く習慣をつけると、CO2年間削減量は60.1sになります(待機時消費電力量を50%削減した場合)

※出典:
環境省
「身近な地球温暖化対策
家庭でできる10の取り組み」
(財)省エネルギーセンター
「家庭の省エネ大辞典2008年版」

第4回 秋の夜長はあかりの省エネがポイント!

 私達のくらしに欠かせないあかり。大きく分けて白熱灯と蛍光灯がありますが、最近は省エネ効果に優れた電球型蛍光ランプがよく使われています。54Wの白熱電球と、同じ明るさに相当する12Wの電球型蛍光ランプを比べると、蛍光ランプの寿命は白熱電球の約6倍。電気代は1/4以下になります。色も電球色、昼光色、昼白色などがあるので、ご家族の好みやくらしのシーンにあわせて選べます。

 もし蛍光灯を使われるなら、ON・OFFだけでなく、パワーの調節ができるインバーター式がおすすめです。一段と明るく、すぐに点灯して、ちらつきがないので目にもやさしい上に、従来の照明と比べて10%以上の省エネ効果がある環境にもやさしいあかりです。

 また、あかりには室内の雰囲気を演出する効果があります。単に明るくつけっ放しにするのではなく、こまめな調光はひとときを楽しく彩り、省エネにもつながりますね。

白熱電球1個(54W)を同じ明るさの電球型蛍光ランプに取り換えると、年間で電気84kWhの省エネ約1,850円の節約になります

※出典:
(財)省エネルギーセンター
「家庭の省エネ大事典」

第5回 食品は工夫して上手に使いきりましょう!

 調理の仕方をひと工夫したり、上手に保存をすれば、食材を残さず使い切れ、ゴミを減らすことにもつながります。

 例えば、パセリの茎やセロリ、パーブ類が余ったら、長ネギの外側で包んでタコ糸で結ぶとブーケガルニのできあがり。冷凍庫で保存し、使う時には凍ったまま鍋に入れれば、おいしいシチューに大活躍です。なかなか使いきれないレモンも新鮮なうちに絞って冷凍しておきます。使うたびに瓶ごと解凍して、余ったら再び冷凍保存してもOKです。

 残った柚子やみかんの皮は、お風呂にも利用できます。ワックスはきれいに拭き取って、もちろん無農薬がいいですね。自然なフレッシュな香りに包まれ、ゆったりリラックス。お肌もしっとりと、体の芯から温まります。

 また、野菜の下ごしらえには電子レンジがおすすめ。手早く短時間でできる上に、お湯で下ゆでするよりもエネルギーが少なくて済みます。かしこく使って省エネ上手をめざしましょう。

野菜の下ごしらえに電子レンジを活用すると、CO2年間削減量13.9sになります *葉菜(ホウレンソウ・キャベツ)の場合

※出典:
(財)省エネルギーセンター
「家庭の省エネ大事典」

おいしいエコクッキングはいかが?

 調理後の野菜くずなどキッチンから出る生ゴミの40%は、まだ食べられるといわれています。ゴミを増やさない、またムダをしないためにも、食材を使いきるテクニックを磨きましょう。

 意外なことに、捨ててしまいがちな野菜の皮や葉などにこそ、栄養分が豊富です。例えば大根の葉にはビタミンAとCが、皮にはビタミンCが多く含まれています。おいしくてからだにいい、そして食材を使いきれる、一石二鳥のエコクッキングにトライしてみませんか。

 「大根の皮のごま油炒め」

  1. ふろふき大根などのために厚くむいた皮を2cm幅に切る。
  2. 鍋にサラダ油とごま油を熱し、大さじ3杯の桜えびをパリッと炒める。
  3. 1を加えて炒め合わせ、大さじ1/2のしょうゆと塩少々で味をととのえる。

 「大根の葉の炒り卵」

  1. 大根1本分の葉を固ゆでにし、水気を切ってから細かく刻む。大さじ4杯のじゃこをから炒りする。
  2. 鍋に油を熱し、大根の葉、じゃこの順で炒める。大さじ1の酒と塩少々で味をつけ、溶き卵1個を入れる。素早く混ぜて炒り卵状態になるまで炒める。

第6回 夏に大活躍の冷蔵庫、上手に省エネしましょう!

 24時間フル稼働している冷蔵庫。上手に使って省エネ効率をアップさせたいものですね。まずは扉の開閉を少なくして、開けている時間を短くすること。よく使うもの、保存しておくものなどの定位置を決めて、たとえば、朝食で必要なバター、ジャム、コーヒーフレッシュなどは、ひとつのトレーにまとめてセットしておけば、サッと取り出せて便利な上に、時間も短縮できます。また、入れる必要のないもの、不要なものを整理して、つめ込みすぎないようにしましょう。モノを入れる目安は、最大容量の70〜80%。季節に合わせて庫内の温度を調節するのも効果的です。

さらに、最近の家電製品は、年々省エネ性能がアップしています。冷蔵庫を買い替える時には省エネ性能を比較。良いものを選ぶことで、家庭でのエネルギー消費をぐんと削減でき、確実な省エネにつながります。

※出典:
(財)省エネルギーセンター
「家庭の省エネ大事典2008年版」
パナソニック株式会社

おいしいエコクッキングはいかが?

 包装紙は開けた時点でゴミとなり、捨てられてしまいます。商品保護のためという目的もありますが、最近はスーパーや百貨店でも簡易包装への対応が進んでいます。包装が不要だと思った時は「そのままで結構です」と気軽に声をかけましょう。売る側も買う側も、エコへの意識が高まって来ているようで、うれしいものです。

またスーパーでは、買い物バッグを持参したお客さまにはポイントをプラスして値引きサービスをしたり、環境保護団体への寄付につながるシステムを取り入れているお店が多くなりました。マイ・バッグを持参する人が増え、以前に比べてレジ袋の出荷量も減って来ているようです。毎日のお買い物も、お気に入りのエコバッグをおしゃれにコーディネートして、すてきな気分で出かけませんか?

第9回 アウトドアを楽しむ時も、エコマナーを忘れずに!

子どもたちが楽しみにしている夏休み。山や川でのんびり自然を満喫するのはとても気持ちがいいですね。そんな時にこそ環境に配慮したマナーを忘れずにいたいものです。

むやみに花を摘んだり、木の枝を折らない、川を汚さないようにするなど、自然を慈しむちょっとした心がけが、美しい景色やその中で生きる動植物を守ることにつながります。また、使い捨てのトレーや紙ナプキンなどの使用は控え、来た時よりもきれいにして帰るのがアウトドアのマナーの基本。もちろん、ゴミは必ず持ち帰ります。キャンプ場では分別すれば置いていっていいところもありますが、その場合にもきちんとルールを守って捨てるようにしましょう。

夏休みは、私たち大人がお手本となって、お子さんやお孫さんにエコマナーを教える絶好のチャンスといえるのではないでしょうか?