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化学物質の室内濃度において国際的な基準をクリアし 世界初、ULの「住宅向けグリーンガード認証」を取得
NEW『CASART(カサート)』新発売

2016年4月4日

パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:藤井 康照)は、このたび、世界で初めて、住宅で室内空気質に関する国際的な認証である「住宅向けグリーンガード認証」(認証機関:UL)を取得する※1など、基本性能を高めた戸建住宅 NEW『CASART』を4月5日より新発売いたします。

NEW『CASART』は、今後の社会に求められる良質な住宅ストックとしての価値「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」を、当社がこれまで50年を超える住宅事業で培った優れた技術と、お客さま満足の視点で具現化した主力の戸建住宅。健康・快適で安全・安心なくらしを、きれいな空気をはじめ、業界トップクラス※2の「60年長期保証延長システム」やZEH※3対応などでご提案します。

きれいな空気へのこだわりでは、建物本体を構成する材料、接着剤等から揮発する化学物質を抑制し、室内空気の揮発性有機化合物(以下、VOC)の濃度を国際的な基準以下に低減することで、世界で初めて「住宅向けグリーンガード認証」を取得しました。また、空気中のPM2.5※4をはじめとする微小粒子に対応したオリジナルの換気システムも採用。空気質のさらなる向上を図り、「屋外の空気を浄化して室内へ取り込み、室内からも化学物質を抑制する」住まいです。

また、新築後の末長い安心と満足を育む生涯おつきあいのサービスクオリティを向上させ、業界トップクラスの初期保証に加えて「60年長期保証延長システム」を今回新しく用意。建物の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分においては、所定の条件に基づき、引渡し後、最長60年まで保証延長を行います※5

さらに、NEW『CASART』は、国が2020年までに標準的な新築住宅で実現を目指すZEHに対応。エネルギー収支ゼロのくらしを実現するとともに、経済産業省のZEH支援事業における補助金制度の要件をクリアできる優れた断熱性能(U値0.6以下)※6を実現できます。


NEW『CASART』 外観

当社は、国の誘導施策より2年早い2018年に戸建住宅の100%ZEH化を目指してまいりました。今回、NEW『CASART』の新発売によって、大型パネル構造(外壁や床などの大型化により工場生産率が高く、省施工が特長)もZEHに対応できるようになり、戸建住宅の全構造でZEHの対応が可能となりました※7

■ 背景

近年、PM2.5をはじめとする空気中の微小粒子が人体に影響を与え、呼吸器をはじめとするさまざまな疾患を引き起こす影響が懸念されています。また、室内空気の悪化により、さまざまな症状を引き起こす「シックハウス症候群」は、VOCによる室内空気汚染が原因の一つとされています。厚生労働省はVOC13物質に室内濃度指針値を設け、国土交通省は、うち5物質に関し、住宅品質確保促進法の住宅性能表示制度(品確法)で性能表示を行えるように法制定するなど※8、行政当局を中心に取り組んできました。しかし、代替として使用される物質や未知の物質の濃度が増加するなど、根本的に解決することが難しいのが現状です※9

また一方で、近年増大傾向にある家庭部門のエネルギー消費量を低減すべく、国は政策で住宅のゼロエネルギー化を推進しており、「2020年までに、一次エネルギー消費量がネット(正味)で概ねゼロとなるZEHを、標準的な新築住宅とする。2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現する。」ことを掲げています※10

このことから、現代の住まいには、高断熱・高気密化によるエネルギーの効率的な活用と、健康で快適なくらしのための空気質の確保の両立が求められていると言えます。

■ NEW『CASART』の概要

NEW『CASART』は、当社がこれまで50年を超える住宅事業で培った、優れた技術とお客さま満足の視点で具現化した主力の戸建住宅。健康・快適で安全・安心なくらしを、きれいな空気をはじめ、業界トップクラスの「60年長期保証延長システム」やZEH対応など、さまざまな特長で提案し、時代が求める良質な住宅ストックとして相応しい、末長く快適にくらせる住まいを実現します。

とりわけ、当社は、1963年の創業当初から空気の質にこだわり、「美しい空気と、くらす家」を追求してきました。このたび新発売するNEW『CASART』では、外気に含まれるPM2.5の浸入を防ぎ、室内で発生するVOCを抑える徹底した取り組みを実施。「空気質No.1」の家を目指し、さらなる進化に向けて開発を重ねています。

1. 世界初「住宅向けグリーンガード認証」を取得


「住宅向けグリーン
ガード認証」マーク
(規格番号:UL3036)

NEW『CASART』は、このたび、米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)より、住宅の室内空気質を認証する、「住宅向けグリーンガード認証」を取得しました。住宅向けの同認証を受けるのは、当社が世界で初めてとなります。

ULの「グリーンガード認証」は、主に建材や家具から放散される住環境に存在するVOCについて、300超の物質に対して基準値を設定し、VOCの総量であるTVOC量に上限を設けることで未規制のVOCにも対応した認証制度です。これと同じ認証基準でULが新たに設定したものが、住宅の室内空気を直接測定して認証する「住宅向けグリーンガード認証」となります。

2. 業界トップクラスの「60年長期保証延長システム」を用意し、新築後の末長い安心と満足に貢献

● 60年長期保証延長システム
保証においては、業界トップクラスの「60年長期保証延長システム」を用意。このシステムでは、建物の、構造耐力上主要な部分においては20年、雨水の浸入を防止する部分においては15年の初期保証に加え、所定の条件に基づき、引渡し後最長60年まで保証延長を行います。
● 60年長期メンテナンスサポート
建物点検・調整においては、「60年長期メンテナンスサポート」を用意。このサービスでは、建物の引渡し後2年間を「アフターサービス」の期間とし、定期的に、住まいに関するアドバイスや時期に応じた点検・調整を行います。アフターサービス期間以降も、「フレッシュアップ点検」(最長60年目まで)を通じて、住まいの経過年数に合わせたメンテナンスのご提案や部品交換等のサポートを実施します※11
● お客さま相談24時間365日受付サービス
水漏れやトイレの詰まり、設備の故障等、住まいの緊急トラブルに関しては、夜間や休日を問わず24時間365日年中無休で相談を受付けます※12

3. パナホーム戸建住宅の全構造がZEHに対応可能

当社は、国の誘導施策より2年早い2018年に戸建住宅の100%ZEH化を目指してまいりました。今回、NEW『CASART』の新発売によって、大型パネル構造(外壁や床などの大型化により工場生産率が高く、省施工が特長)もZEHに対応できるようになり、戸建住宅の全構造でZEHの対応が可能となりました。

大型パネル構造 イメージ図大型パネル構造は、まず基礎をつくり、サッシの組み込まれた外壁やバルコニーなど、あらかじめ工場で生産されてパッケージ化された大型部材を建築現場に搬入。あとは熟練の専門工事技術者がクレーンなどを使って正確・迅速に組み立てます。プランや敷地条件によっては、1日でシェルター工事を完了し、屋根の防水工事も終えることができるため、建築中の降雨等による建物内部への影響も軽減します※13。また、工期が短いことは建て替えに伴う仮住まいの期間も短くなり、お客さまの負担を軽くできます。

商品名NEW『CASART』
発売日2016年4月5日
構造制震鉄骨軸組構造/大型パネル構造
販売地域北海道および一部地域を除く全国
販売目標初年度4,800棟
  1. ※ 1:2016年3月時点。当社の戸建住宅(標準仕様)を完工した状態で1ヶ月以内に、ULが「住宅向けグリーンガード認証」の規格に基づき室内空気濃度測定した結果等により認証を受けたもの。仕様により本認証対象外になる場合があります(個別物件を認証するものではありません)
    「グリーンガード」はUL LLCの登録商標
  2. ※ 2:鉄骨系工業化住宅における主要部位の保証期間において。2016年3月パナホーム調べ
  3. ※ 3:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス。国が2020年までに標準的な新築住宅として実現を目指すもので、住宅の躯体・設備の省エネ性能向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ、または概ねゼロとなる住宅
  4. ※ 4:PM2.5は粒径が2.5μm(マイクロメートル)以下の微小粒子状物質の総称。1μmは1mmの1000分の1
  5. ※ 5:初期保証終了までの1年以内に、当社が点検の上、保証延長の条件となる有料メンテナンス工事を実施した場合に限り保証を延長します。保証延長における点検は、「60年長期メンテナンスサポート」の「フレッシュアップ点検」に基づいて実施します
  6. ※ 6:建物外皮の熱貫流率の平均値。外皮表面積に占める単位温度差当たりの総熱損失量で算出。住宅・建築物の省エネルギー基準(2013年10月1日改正)で規定
  7. ※ 7:制震鉄骨軸組構造・大型パネル構造・重量鉄骨ラーメン構造。NEW『CASART』以外の構造も含まれます
  8. ※ 8:厚生労働省 生活環境におけるシックハウス対策のホームページ
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei/sick_house.html
  9. ※ 9:東京大学名誉教授・元室内環境学会会長、学校法人開成学園 中学校・高等学校 校長 柳沢 幸雄氏ら (2010)、参議院議員会館オフィス内の揮発性有機化合物調査結果
    平成22年度室内環境学会学術大会講演要旨集, 2010, A-22, p.190-191
  10. ※10:経済産業省・環境省・国土交通省 共同「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」中間報告より
  11. ※11:点検は、保証基準に基づき実施します。25年目点検より有料となります
  12. ※12:トラブル内容や状況によっては、現地確認や修理等を翌営業日以降の対応とさせていただく場合があります
  13. ※13:住宅の規模・形状や敷地の条件、当日の天候などにより、シェルター工事が1日で完了しない場合があります

<参考情報>

【ULの概要】

ULは、認証、試験、検査、アドバイザリー/トレーニング・サービスの提供によって、120年以上にわたり、発展を遂げてきた世界的な第三者安全科学機関です。人々に安全な生活/職場環境をもたらすというミッションの下、10,000名を超えるプロフェッショナル・スタッフを擁するULは、調査/規格開発活動を通じて、安全において進化し続けるニーズの継続的促進と対応に取り組んでいます。そして、製造企業をはじめとする各種企業、貿易団体、国際的規制機関のパートナーとして、複雑さを増すグローバル・サプライチェーンに対するソリューションを提供しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。

【株式会社UL Japanの概要】

株式会社UL Japanは、世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(www.UL.com/jp)をご覧ください。

標準仕様とされている内容は当社推奨のものであり、お客様のご要望・建築地域・販売会社その他の要因により、採用・搭載されない場合があります。



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